臨時休業、イベント情報等、MOMOKAニュース、最新情報はSNS、はてなブログで!
★ご予約のお客様を中心に営業させて頂きますので、ラストオーダーなど変更がする場合があります。
ぜひ、ご来店前にお電話にてご確認ください。※毎週火曜は定休日です。臨時休業などは随時お知らせ致します。
MOMOKAと野生鹿・
イノシシのお話し
1、はじめに
もう7~8年前になるでしょうか。
当時から新聞などでも時々話題になっていた「害獣」の問題。
肉食動物のいない日本の山の中では、鹿やイノシシには外敵がいません。
敵がいないと、野生動物はどうなるか…?
答え、それは「めっちゃ、増える!!」です。
鹿は妊娠率も高く、毎年出産します。
増えます。鹿。
増えた結果どうなるか…?
草食の鹿、みんなが山林の植物を食べまくります!
山がまるごとハゲ山になるまで食べます。
山に食べ物がなくなったら…?
そう、鹿は人里に下りてきて
畑の作物を荒らします!
これが簡単に説明すると「害獣」問題。
今、全国各地でこの被害への対策などが各行政によってとられています。
※兵庫県のワイルドライフマネジメント(野生鳥獣の保護管理)について県庁のリリース
※専門的なシカ頭数管理計画、研究など
関心のある方は兵庫県立森林動物研究センターのHPをご覧ください。
2、シェフ、考えた。「食べたらええねん」と。
鹿が増えているというニュースを聞き、シェフの考えたのは
それは「捕獲した鹿肉はどこで手に入るのか?」ということでした。
…この人にかかれば「害獣」ではなく、ただの「食材」……。
そこからシェフがとった行動は「鹿肉を仕入れる」ルートを探すことでした。
3、近畿圏内をさまよい、一頭買いへの道を拓く。
鹿肉を扱う専門の処理施設への訪問、
丹波、但馬、京都、和歌山、三重…猟師さんを直接訪ねて話しを聞いて
こちらの希望もお話して
それはなかなか長い道のりでした…。
ただ鹿肉を獲って、買って、おしまい。では、ありません。
鹿肉は本来「高級食材」。
個体の小さいホンシュウジカからとれる肉量は少なく、特にヘレやロースは大変貴重です。
ホテルや高級レストランではこの部位ばかりを買い占める傾向にありますが
それでは、他の部位は…・???
食べられないわけではありません。
それぞれの肉質を活かした調理法に沿って料理すれば、
すみずみまで余すことなく食べられます。
(本来、獣肉とはそういうものですね)
もも肉、すね肉、あばら・・・
よし、それをMOMOKAが仕入れましょう!
猟師さんたちも困っていた部位も、まとめて面倒みましょう!
そして「臭い」「固い」などと言われて敬遠されている鹿肉を
もっと普及させましょう!
そうすることで里山の環境も守れるし、獲った鹿が廃棄処分になるのも防げる。
(命を頂くわけですから、やはり獲って捨てるのはよくないですよね)
こうしてMOMOKAの鹿肉有効活用が始まったのでした…。
4、野生鹿、猪の美味しさをもっと知ってください!
有効活用研究会
ニホンジカ推進ネットワーク
森林動物研究センターとの連携により
MOMOKAは兵庫県内のさまざまなイベントに出店。
鹿・イノシシ料理を携えて・・・。
MOMOKAはレストラン以外の場でも
多くの方に鹿やイノシシの美味しさと
里山保全の問題について知っていただきたく
今日も試行錯誤しています。